気候応答型居住環境の統合的シミュレーションおよび事例の相互参照システムの構築

代表

山田 協太(筑波大学芸術系・准教授)

共同研究員

山田 協太(筑波大学芸術系・准教授)、亀田 尭宙(国立歴史民俗博物館研究部・特任助教)、柳澤 雅之(京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授)、包 慕萍(大和大学理工学部・准教授)、甲山 治(京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授)、宇野 朋子(武庫川女子大学建築学部・准教授)

期間

2021年4月~2022年3月(1年間)

目的

21世紀の人類の主要な課題となっている地球規模の気候変動へ、住まいはどのように対応できるか、を中心的問いとする。その1つの解として、人の生存、生活行為から生まれ、住居を含みつつそれを越える範囲に広がる、人の生活基盤となる居住環境に着目し、人類がアフリカを出て移動先で出会う新たな気候に適応しながら地球上の各地に定着する中で創造し蓄積してきた、居住環境の気候応答の仕組みを相互参照可能なデータベース化するとともに、データベースで得られる知見を用いて気候応答型居住環境デザインを住居を中心として実践し、その手法を理論化することが、本研究の大きな目的である。昨年度CIRAS共同研究をおこなう中で、居住環境の生む微気候(空気状態)を3Dモデル化してシミュレートし、その気候応答の仕組みと効果を分析、検証することが、居住環境デザインで形成される居住環境の気候応答性能を担保する有効な知を提供し、データベースと気候応答型居住環境デザインの実践とを架橋する鍵となることが見出された。居住環境の生む空気状態に対応する統合的3Dモデルを作成してシミュレートする手法を開発することを本研究は1つの目的とする。事例のシミュレーション結果を相互に関連づける概念体系と分類枠組の構築が第2の目的である。

研究実績状況

研究成果の概要

 

公表実績

研究成果公表計画, 今後の展開等

 

 

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