研究会「2018年マレーシア総選挙を考える」(5月13日)

研究会「2018年マレーシア総選挙を考える」を開催します。

先日5月9日に投開票が行われたマレーシアの下院選挙では、マハティール元首相
が率いる野党連合「希望連盟」が与党連合「国民戦線」を破り、1957年のマラヤ
連邦独立以来から初の政権交代が実現する見通しとなりました。また、同時に行
われた州議会選挙では多くの州で野党連合が第一党となりました。

この選挙結果は、多民族社会における国民戦線という仕組みが否定されたのか、
それとも現在の指導者が否定されたのか、また、マレーシアにおける政党や選挙
の役割が変わったのかなどの多くの問いを投げかけています。

選挙からあまり時間が経っていないために利用可能な情報は限られていますし、
選挙後も党籍移動や連立の組み換えを含めて事態はしばらく流動的だろうと思い
ますが、情報や見立てを持ち寄ることで、今回の選挙を通じてマレーシアをどの
ように理解できるのかを考えてみたいと思います。

日時:2018年5月13日(日) 13:30~
場所:京都大学稲盛財団記念館2階213号室

話題提供
篠崎香織(北九州市立大学)
「2008年以降の華人社会から」
田中李歩(東京大学)
「野党連合による統一ロゴ使用の意味」
山本博之(京都大学東南アジア地域研究研究所)
「サラワクの備え、サバの覚悟」

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