農山村社会ファーストで再考するアジアの共有資源管理

代表

葉山 アツコ(久留米大学経済学部・教授)

共同研究員

葉山 アツコ(久留米大学経済学部・教授)、柳澤 雅之(京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授)、竹田 晋也(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授)、倉島 孝行(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・特任准教授)

期間

2021年4月~2022年3月(1年間)

目的

 本研究ではアジアの農山村資源管理、特に里山等の共有資源管理に関わる各国制度、国際支援政策と農山村での諸実態のギャップを検証・議論し、各農山村社会の動態とマッチした合理的かつ持続的な自然資源管理のあり方について明らかにする。具体的には東南アジアと日本、各国の農山村共有資源管理の失敗例や成功例に照準を当て、農山村と外部支援社会間の構造的なズレや逆にポジティブな相互作用について検証・考察し、ズレやギャップを埋めうる方途を導き出す。また、この作業に当たり、各国の経済発展状況や文化的差違に留意しつつも、都市・農山村関係や社会資本の再編など、広くアジア全体で確認できる構造変化の共通性にも着目して各国事例を分析・比較し、知見の体系化も目指す。特に過疎化のみならず、UターンやIターン等、農山村共有資源管理にポジティブな作用を生みうる現象が日本だけでなく、東南アジアでも見られるようになっていることから、こうした新たな共通現象が広く資源管理に及ぼす影響も含めて分析・比較し、体系化を目指す。

研究実績状況

研究成果の概要

 

公表実績

研究成果公表計画, 今後の展開等

 

 

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