ベトナム紅河デルタ農村における地域住民と協働したオンライン・フィールドワークの試み
代表
小川 有子(東京理科大学理工学部・非常勤講師)
共同研究員
小川 有子(東京理科大学理工学部・非常勤講師)、柳澤 雅之(京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授)、大田 省一(京都工芸繊維大学・准教授)、Vo Minh Vu(ベトナム国家大学人文社会科学大学日本研究学科・専任教員日本研究学科長)
期間
2021年4月~2022年3月(1年間)
目的
現地調査(フィールドワーク)を主な研究手法とする地域研究において、新型コロナウィルス感染症の拡がりは、現地調査の再開が見通せず、研究の停滞を招いている。一方、コロナ禍の1年間で、インターネットを利用した会合や情報発信の数は飛躍的に増加し、個人と組織は共にその技術とリテラシーを向上させてきた。このことは、ネット環境が必ずしも整備されているわけではない東南アジアにおいても同様である(伊藤亜聖. 2020『デジタル新興国先進国を超えるか、監視社会の到来か』中央公論新社)。本研究は、携帯端末の普及が著しいベトナムを事例として、オンラインによる新しいフィールドワークの方法を検討することを目的とする。そして、単にコロナ禍に対応したオンラインによるインタビューの可否を検討するだけでなく、村人と協働した新しいフィールドワークの手法について考察する。
研究実績状況
研究成果の概要
公表実績
研究成果公表計画, 今後の展開等